13時に鳴門市役所本庁舎前に集合、福田頼人氏の案内で、島田小学校、瀬戸小学校、瀬戸幼稚園、北灘西幼稚園を見学しました。当日は県内外から22名の参加があり、熱心に見学していました。
鳴門市内に残る増田友也(京都大名誉教授)が設計した建築物には学校が多く含まれます。しかし、近年の人口減少の影響もあり、多くが閉校、閉園となっています。機能性、経済性を重視した学校建築とは全く違い、各所にユニークな工夫が多く見られます。スポット的な天窓、ルーバー、ホールを中心とした平面構成、レベル差の活用、窓のデザインなど、小規模ながらもきちんとデザインされており、鳴門市の貴重な文化的財産ともいえます。大規模な人口増加が期待できない中、こういった建築物の保存と継承をどう考えるのか、色々なことを考えた見学会でした。
北灘西小学校 |
北灘西幼稚園 |
瀬戸幼稚園 |
島田小学校 |